サーカス・マキシマス・インタビュー：来日公演2019

Circus Maximus 〜 Nine Lives Japan Tour 2019 〜

“ぼちぼち”音楽リポーターのSAEKOです。今回は、今月来日公演（大阪公演は10/18［金］）を行うノルウェーのバンド、サーカス・マキシマスの紹介とインタビューをお届けします。

• 日程＆会場：
  10/18［金］大阪 amHall ・ 10/20［日］名古屋 RAD Hall ・ 10/21 & 22［月・火］東京 Holiday Shinjuku
• チケット購入：イープラス / DISK HEAVEN / Rock Stakk Records（大阪公演のみ）
• 主催：ルビコンミュージック

Circus Maximus の紹介

ヘヴィメタルをよく知らない読者にも……という訳で、いつも通りまずはバンド紹介から始めますね！

ノルウェー、オスロ出身のプログレッシブ・メタル・バンド。あ、「プログレッシブ・メタルって何？」って思われた方は、以前取り上げたオランダのプログレッシブ・メタル・バンド VUUR の紹介記事を読んでくださいね。初心者にもわかりやすく説明しています！

さてさて、それではバンドの結成について……2000年、既に音楽活動を共にしていたシンガーのマイケル・エリクセン、ギタリストのマッツ・ハウゲンとドラマーのトルルス・ハウゲン兄弟の三人に、キーボーディストのEspen Storø とベーシストのグレン・モーレンが加わって結成（現在のキーボーディストはラッセ・フィンブラテン）。当初はオリジナル楽曲を演奏するバンドではなく、ドリーム・シアターなど、プログレッシブ・メタル系バンドのコピーバンドだったらしい。（ヘヴィメタルをよく知らない”ぼちぼち”読者の為に今回もちょっぴり説明……ドリーム・シアターはプログレッシブ・メタルの草分け的存在として知られる米国のバンド。本国だけでなく日本やその他多くの諸外国のメタルバンドに影響を及ぼしました。勿論、私も大好き！）

VUURの記事の解説で、プログレッシブ・メタルは、基本、「構成は複雑。なので、普段、ポップスなどの“歌もの”しか聴かない人には、最初は難し過ぎて良さが理解しづらいかも」と書きました。でも、サーカス・マキシマスは、“歌もの”好きにも充分アピールします。なぜなら、複雑なだけじゃない！時に、その複雑さを忘れさせてしまう程キャッチーな歌メロが乗るんです！それを歌うシンガー、マイケルの声質もこれまた爽やかで伸びやか、更にはキラキラした綺麗なキーボードなんかも被さって……ラジオのTOP40でかかりそうな曲なんかがあったりします。勿論、重いサウンドで複雑なリズムをビシバシ決めたり、ドラマティックな展開の10分超えの大作があったり……「“歌もの”だけじゃ面白くない」というリスナーの心もしっかり掴むだけのクオリティ。
そんな“わかりやすさ”と“職人技”の両面を持つ彼らのアルバムですが、初めて聴いた時は耳に残るキャッチーな曲に心を奪われ、更に聴き込むと、今度は段々と最初気づかなかった複雑な楽曲構成が見えてきてハマってしまう……どの作品も“二度美味しい”作りになっています。曲調も暗くヘヴィなものから、ポップで爽やかなものまで、実にバラエティに富んでいます。でも、統一感もしっかりあるんですよね。不思議。とにかく、幅広い層にアピールできるバンドだと思います！

そんな彼らの魅力の全てをほんの数曲で伝え切るなんて、絶対無理なんですが……まずは公式ミュージック・ビデオを二曲。上のはキャッチー系、下のはヘヴィ系です（▼）

ね、全然違う系統だけど、どちらもめちゃカッコいいでしょ？

因みに、彼ら、来日公演は二度目。前回は2012年、日本最大のメタル・フェスティバル LOUD PARK に出演。その時も歌・コーラス・演奏共に素晴らしいと大好評でした。下のライブビデオで彼らの演奏技術の高さをご覧ください（▼）。７年振りとなる今回の公演では、更に進化した見応えたっぷりのステージを見せてくれるでしょう。

ここは私の個人的な意見ですが、ポップスなどと比べると、ヘヴィメタルって高度な演奏技術を求められると思うんですね。中でも、プログレ・メタルは特に技術が必要。こんなバンドがせっかく海を越えて演奏しに来てくれるのだから、ジャンルを問わず、バンド活動を目指す若者たちにはライブを体験して欲しいな〜と思います。まだチケット購入できるようなので是非 → イープラス、DISK HEAVENの他、大阪は Rock Stakk Records でも購入できます！

ライブ後、改めて写真もアップしますのでお楽しみに！！！

メッセージ＆インタビュー

「来日前に日本の皆へメッセージを届けたい」と、シンガーのマイケル・エリクセンからビデオ・メッセージが届きました。ドラマーのトルルス・ハウゲンとも Skype インタビューが実現したので、合わせてご覧ください！ステージやオフィシャル・ビデオではみられない素の彼らが見られますよ！（▼ 画面右下の設定ボタンで、日本語字幕表示をONにしてご覧ください。）

最後に、インタビュー中でも触れられた “I Am”も、音声のみですが公式チャンネルに上がっていたので、リンクを貼っておきますね。ポップ調のメロディの裏で繰り広げられるクレイジーな演奏を存分に堪能してください（▼）

彼らの音楽をもっともっと堪能したい方は、是非、今月の来日公演で！！！

Circus Maximus 関連リンク

オフィシャルサイト（英語のみ）/ Facebook / Twitter / Twitter（日本）/ YouTube チャンネル

アルバム

• ハヴォック(スペシャルエディション)(初回生産限定盤)（日本発売元：マーキー・インコーポレイティド）
• ナイン（日本発売元：ルビコン・ミュージック）
• ナイン・ライヴ + EP（日本発売元：ルビコン・ミュージック）

ライブレポート

10/18［金］大阪 amHallで行われたライブの様子を、ぼちぼちのライブカメラマン（Go Imai）が撮影してきました！

今回は、私、SAEKO はドイツに滞在中で来日公演を見に行けず……😢
ライブ会場におられた観客の皆さん、私の代わりに下のコメント欄に感想など書いて頂けると嬉しいです！