ラビリンス・インタビュー:イタリアン・メロディック・フェスト 2019 in 大阪 #1
目次
初の音楽イベント取材
大阪では様々な音楽イベントがありますよね。
だったら「取材してみよう!」という訳で、ぼちぼち音楽レポーターに選ばれたSAEKOです。
その昔、ドイツからヘヴィメタル歌手として世界デビュー、世界最大規模のメタル野外音楽祭 Wacken Open Air にアジア人女性として初出演の経験がある私。そんな私が初取材に選んだのは、やっぱりヘヴィメタル……きっと読者の皆さんの多くが聴いたことのないジャンルですよね。TVなどの大手メディアでは殆ど取り上げられないので、偏ったイメージで誤解している方も多いようですが、メンバー(ギタリストのオラフ・トールセン、アンドレア・カンタレッリ、ボーカリストのロベルト・ティランティの三人)のインタビューやライブ動画を見れば、印象が変わるんではないでしょうか。
さて、初取材のItalian Melodic Fest 2019には、イタリアからメロディアスな実力派バンドが3組、地元大阪から1組が参加しました(↓)。
第一弾はラビリンス(Labyrinth)のライブレポート&インタビューです。
Italian Melodic Fest 2019 出演バンド&大阪公演日程
- Labyrinth / Elvenking / Trick or Treat / eleanor
- 2/8 [金] Umeda Banana Hall
- 主催 / 協力:Evoken de Valhall Production / キングレコード
ラビリンス ライブレポート
ライトアップと共に最初に目に入った旭日旗デザインのバックドロップ。日本への愛を感じずにはいられない。
ショーは疾走感溢れる Moonlight で始まった。
1991年に結成されただけあり、その安定した演奏とステージングには良い意味で安心感があり、貫禄を感じさせる。“ヘヴィメタル=うるさいだけ”とイメージしている人も多いようだが、彼らの演奏はドラマティックで緩急に満ちている。驚異的な音域のボーカリスト、ロベルト・ティランティはバラードもしっとりと歌い上げる。パワーに加え、随所で存在感あるキーボードがヨーロッパのバンドらしい美しいクラシカルな要素(時にユーロビートっぽい要素さえも)を織り込んでくる。インスト Feel もリズム隊とギターの息がピッタリで、特に目立ったソロがある訳でないにも関わらず……もうめちゃくちゃかっこよかった!それから、やはり4曲目 Lady Lost in Time は名曲、聴いたことない人は是非聴いて欲しい!
昨年リリースされたリターン・トゥ・ライブ DVD+CD(日本盤はキングレコード)全11曲をそのまま再現したステージ、見応えがありました。購入してもう一度体感してみてはいかがでしょう。
▼オープニング曲 Moonlight のライブ映像(イタリア Frontiers Metal Festival 2016 より)
ラビリンス インタビュー
ライブ終了後、ギタリストのオラフ・トールセン、アンドレア・カンタレッリ、ボーカリストのロベルト・ティランティの三人にお話を伺いました。(画面右下の設定ボタンから日本語字幕を設定してね!)
Labyrinth その他 関連リンク
Spotify / ラビリンス KING RECORDS OFFICIAL SITE / Facebook
ラビリンスの皆さん、大阪に来てくれて本当に有難う!!
第二弾はエルヴェンキング(Elvenking)のインタビューはこちらです。
Office Shinpuh 代表、英語作詞家、翻訳家(Wikipedia)
’02年に単身で欧州メタルのメッカ、ドイツへ渡り、路上でのビラ配りから現地プロダクションと契約、SAEKO名義でアルバム(CD)2枚世界リリース(欧州、北南米、日本)。’05年に Wacken Open Air にアジア人女性として初出演、DORO など海外有名メタル・アーティスト達と欧州ツアー。海外メディアで多数取り上げられるが、著作権の虚偽登録や契約不履行等の被害を受けて’06年に挫折。
その後、オランダのライデン大学で英語言語と文化学 修士号取得。英詞事務所 Office Shinpuh を立ち上げ、2011年ブータン国王ご結婚祝賀曲の英語作詞。翌年、東日本大震災被災者支援国際チャリティソング英語作詞と歌唱担当。また、米国バークリー音大の講座などで日米の著作権法を学び、2017年にはドイツ人弁護士と共に大陸間交渉で権利を取り戻し、過去の楽曲SA-KU-RAをリメイクして再リリース。現在、歌手活動の再開に向けて奮闘中。
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