search
ぼちぼち

この街で暮らす、働く、遊ぶ人のための話題とコミュニティを提案する大阪ローカルメディア

※当サイトではアフェリエイト広告またはプロモーションを含みます

強いチームを倒したい!大阪市中央区からJリーグ入りを目指す、OsakaCitySCとは?

更新:2021年10月01日 カテゴリー:スポーツ タグ:, ,

今回からぼちぼちでスポーツ関連記事を担当します、ライターのさとう れいこです!

今回は、大阪市中央区のサッカークラブチーム「OsakaCitySC」を取材しました。

創立からまだ1年という若いクラブです。

どんな選手が集まり、クラブとしてどんな目標を持っているのか、伺いました。

選手は全員、現役大学生

「強いチームを倒したい。そんな気持ちで集まったメンバーです」

そう語るのは、OsakaCitySC代表の山地泰平さん。

OsakaCitySCは2020年7月に設立されたサッカークラブで、選手は全員、現役の大学生です。

「大学サッカーもいいけれど、うちにくれば試合の出場機会が増えるよ!主力選手として試合に出れるよ!と言って彼らをチームに誘いました」

そもそも日本は、海外に比べてサッカークラブの数が少なく、選手のアピールの場が少ないと山地さんは言います。

「いい選手がアピールの場を失い、うもれてしまう。日本のサッカーの課題だと僕は思っています。海外のようなサッカーの環境に変えたい。そんな思いでチームを作りました」

とにかく強い!自信あふれるチーム

自身が母校の外部コーチとして指導していた選手をはじめ、タテやヨコのつながりで集まったチーム。さらに入団した選手たちが、中学・高校時代に対戦したことがあったり、同じクラブでプレイしたことがあったりと、交流のあった優れた選手に声かけしたといいます。

「良い選手が良い選手を集めてきたようなチームですね。はじめは僕と監督も試合に出ないと人数が足りないようなチームでしたが、強いチームを一緒に倒そうぜ!といってメンバーを集めてくれた。

その目標があるから、彼らは強い。サッカーが上手い、チームとして強い、という自信があるんです」

その自信はプレーにも現れる。普通ならパスをする場面でも、積極的にドリブルで仕掛けていくんだとか。

「自信があるから向かっていく。みている方はヒヤヒヤしますけどね。でも、いけちゃうんですよ。結果を出すので、こちらとしては何も言いません」

絶対に負けない、その気持ち

とにかく「勝つ」ことを目標に日々トレーニングに励む選手たち。山地さんが「どのチームよりダントツに若い」と言うだけあって、フレッシュな雰囲気。選手同士の年齢が近いこともあり、わきあいあいとした中で練習が進んでいきました。

「結果を求めながらも、サッカーを楽しむことも大切にする。そんなチームの雰囲気が良くて、入団しました」

そう話すのはMFの河渕選手。兄の影響で幼少期からサッカーを始めたそうです。同じく話を聞いたMFの森選手、DFの深見選手も、このチームの良さはサッカーを楽しめる環境だと言います。

練習を見ていても、サッカーを「楽しんでいる」のをチームから感じました。「勝つ」ことを目標にしているが、楽しんでサッカーをすることも忘れない。そこがこのチームの魅力です。

とはいえ、チームの練習時間は短く、チームとして集まるのは週末のみ。3選手とも、幼少期からサッカー漬けの毎日を送っていたのに、その練習量に物足りなさは感じないのでしょうか。

「平日は筋トレや走り込みなど、自分たちでトレーニングしています」

聞くと彼らは平日、大学の授業を受け、生活費のためにアルバイトをし、サッカーのトレーニングもしているとのこと。サッカーが好きすぎる、と言う彼らに失礼な質問をしたと後悔しました。

左から森 喬佑選手、河渕 颯選手、深見 空馬選手

「イケメンばっかだって書いてくださいね!」と、いい意味で「イマドキの大学生」といった人懐っこい彼らですが、サッカーの話となると目が変わります。

自分たちのアピールポイントはなんですか?と聞いたところ、

「1対1なら絶対負けません(森選手)」「運動量は絶対負けない(深見選手)」と、とにかく勝気。

「チームとしても、絶対負けないって気持ちは強いです。他の県にも負けないって気持ちがある。だって、スポーツをやるのに、負けるなんて悔しいじゃないですか(河渕選手)」

みんなでチームを作り上げている

そんな勝気あふれる彼らをまとめるのが松平 英基監督。社会人サッカーの監督をするのはこのチームが初めて。

「僕はチームを強くするためのメンバーのひとりです。監督だから指示する、とかではなく、選手が道に迷ったら導いてあげるような、そんな立ち位置でありたいと思っています」

選手たちより少し長く生きている分、そこをアドバイスできたらいいと語る松平監督。1週間のうち、選手と会って話せる時間は限られています。そのため、ついついアツくなってしまうことも多いそう。

「僕はこのチームで初めて監督をやっていますが、彼らもまた、クラブチームとしてのプレーヤーは初めて。お互いにいろんな意見が出ておもしろいです。

実は僕の熱が入りすぎてしまうことも多いんですが…それも彼らはわかってくれていると思います。彼らから気付かされることも多く、一緒にチームを作っていっている感じがしますね」

監督、代表はもちろん、選手の怪我の処置や、トレーニングのサポートをする学生トレーナー、みんながそれぞれに生き生きしていて、とても雰囲気がいい。

「一緒にチームを作っている」まさにその状態なのだろうと感じました。

天皇杯で下克上を!

「まずは大阪府リーグの3部から2部へ昇格すること。そして天皇杯で結果を残す。そのために、今はとにかく勝たなきゃいけない」

サッカーには天皇杯という、夢のあるリーグ戦があります。都道府県リーグ所属チームも予選に参加でき、勝ち上がればJリーグのクラブと対戦することも可能です。

「何が起きるかわからないのがサッカー。格下でもチームが噛み合えば勝てると思っています」

天皇杯での下克上を、そしてJリーグ入りを目指して、チームは日々練習に励んでいます。

サッカーで大阪を盛り上げたい!

山地さんはこのチームのサッカーを通して、大阪を盛り上げていきたい、そう考えています。その先には日本のサッカーを変えたいという、大きな想いが。

そのために、サッカーに興味がなかった層に、サッカーを観るきっかけをチームを通してつくっていきたいと言います。ファッション性を重視したユニフォーム作りなどで、サッカーに興味をもってもらえるように日々戦略を練っているそう。

また、「試合での迫力あるプレーを観に来てほしい!」と言います。

今回の取材は練習時間にお邪魔したのですが、試合さながらのプレーにすっかり魅了されました。

ボールの音、選手同士がぶつかる音、足の動き、ボールを受ける足の向き、目線を、近くで見ることによって、サッカーのおもしろさをたっぷりと感じられた時間に。

練習時間でおもしろいな、と感じるのだから、試合だともっとおもしろいはず。また、彼らのモチベーションの高さも、サッカーはおもしろい!と感じさせる要因ではないかと思います。

試合を観たい、応援したいと思わせる、心惹かれるチームだと感じました!

OsakaCitySCのSNSをフォローすれば、試合日程や活動情報などがアップされます。彼らの熱い試合を、ぜひ応援してくださいね!

公式ホームページ
https://www.osakacitysc.com/

公式Twitter
https://twitter.com/osakacitysc

公式YouTubeより

コメントを残す