ビストロカラト!ミシュラン星付きのリュミエールの新業態が心斎橋パルコに
みなさん、こんにちは。グルメライターの鈴木たかです。
大阪心斎橋パルコ内に、リュミエールグループ初となる新業態のビストロ料理のレストランがオープンしました。
12年連続でミシュランガイドの星を獲得しているリュミエール。フレンチでは誰もが知っている名店です。
ビストロカラトでは、コース料理はなくアラカルトポーション1皿、2皿でお腹一杯になる量で料理を用意しています。
さらに、レストランのまかない料理でよく作るオムライスやカレーも食べられるということで、誰もがお値段を気にせずに楽しむことができます。
今回は、ビストロカラトのイチオシの3品を頂いてきました。それでは、ビストロカラトの美食の数々をご紹介します。
目次
ビストロカラトのイチオシ3品
オマール海老半身! 野菜で仕上げた“ワタリ蟹の冷製ビスクスープ”
ワタリ蟹の冷製ビスクスープは、食べる冷製野菜スープです。
スープはワタリ蟹を丸ごとつぶしてとっており、赤パプリカをピューレして香りづけしています。
唐渡オーナーシェフいわく温製でもいいのですが、冷製の方が香りが閉じこまれ、口の中の温度でもう一度香りを感じてもらえるとのことでした。
スープに野菜のうまみが溶け込んでおり、深みのある味になっています。
そして、ぷりぷりとした大きなオマールエビは、食べ応えがあります。
ワタリ蟹の冷製ビスクスープは、TV放映後数時間で1200食を完売した超人気商品であり、お取り寄せもできます。
パテ・ド・カンパーニュのサラダ仕立て
シャキシャキとした新鮮な野菜の中心にパテを添えたサラダになります。
野菜は産地直送で無農薬もしくは減農でとても安心です。
パテは、国産の豚を使用し、フランス王道の作り方でゆっくり低温で仕上げています。
サラダには、人参のドレッシングがかかっており、それぞれの野菜との相性もピッタリです。
パテの下には、ポテトサラダがありベーコンの油でイカのゲソを炒め熱々の状態で油ごと、ポテトに混ぜるような工夫がされています。
そのためポテトサラダだけでもワインと合うように作られています。
野菜の種類も多く、ボリュームがあるので野菜不足を解消するにはとてもいいですね。
新感覚“オムライス”
このオムライスは、もともとリュミエールのレストランでまかないとして出されていたものです。
オムライスはトロトロの卵の下に、また卵が出てくる仕掛けがあります。
とろとろ、ふわふわ感は絶妙です。
レギュラーサイズの他にも、ハーフサイズもあります。
その他にも、フレンチレストランでは通常出すことはないカレーもあるため、カジュアルに利用することができます。
またデザートとアルコール以外はテイクアウトできるのも嬉しいですね。
ビストロカラトでは、コース料理はありませんが、単品料理をご自身で組み合わせることでコースも料理も作ることができます。
今回、3品のビストロ料理を頂きましたが、毎月1品以上メニューが増えるとのことなので、いつ来ても飽きることなく楽しむことができます。
続いて、おもちゃ箱をひっくり返したような店内のデザイン空間をご紹介します。
スタイリッシュな空間とアートが秀逸
ビストロカラトに入ると、すぐにその空間のセンスに驚くはずです。
オーナーシェフが「おもちゃ箱をひっくり返したような感じです。」と自ら語る店内は、洗練された空間とアートが。
そして心地よく流れてくるBGMはジャズやシャンソンではなく、90年代のJ-POP。
空間と音楽をあえて外してくるこのセンスは秀逸です。
美味しい料理だけではなく、目に押し寄せてくるアートの数々でお腹いっぱいになること間違いありません。
カウンター
シルバーを基調としたカウンターは、近未来を彷彿とさせ、非日常感を味わうことができます。
席につくと目の前には、トタンです。ここでも、スタイリッシュな空間とのギャップの仕掛けがあります。
トタンの後ろから出る柔らかい光が、私たちを優しく出迎えてくれます。
椅子とソファ
椅子は、1927年にフランスのジュリアン・アンリ・ ポルシェがデザインしたSURPIL CHAIRになります。
100年前のレストランやカフェなどで注目を浴びていた椅子です。
ソファについては、小麦の袋をモチーフとしたデザインになっています。
照明
カウンタ―席にある照明は、柳宗理のザルとボウルで作ったユーモアとこだわりがある照明です。
テーブル席の照明は、インゴ・マウラーによる「カンパリライト」です。
シルバーを基調とした店内に、カンパリライトの赤のアクセントがメリハリをつけます。
また、お好み焼きの上からマヨネーズをかけたような照明もあり、全体をまとめるのではなく外していくというユーモアが空間から伝わってきます。
扉のヒョウの絵
お店の中にある避難口にかわいいヒョウの子供たちが描かれています。
このアートは、カスタムペインターの倉科昌高氏によるものです。
マスク
マスも良いデザインだなと思って近くで見ると、「マスクの下は笑顔です!」と書かれていました。
マスクまでこだわっているのは、すごいの一言です。
オーナーシェフ唐渡氏に聞く仕事の極意
ビストロカラトはリュミエールグループの中で9店舗目になります。
それぞれ、お店のコンセプトは違いますが親しみを持って色々な方に認めてもらえるようなブランドに育てていきたいとおっしゃっていました。
ガストロノミーレストランでは、何が出てくるか、何が食べれるかがわからないですが、ビストロカラトではこれを食べるんだと、イメージを持ってお越しいただき楽しんでいただきたいとのことです。
仕事をする上で何を大切にしているかという質問をしました。
「今日の最高は明日の最低」
今日は100点を目指して全力を尽くし、明日はその100点は0点、今日の最高は捨ててまた一から挑戦する。
仕事はどれだけ情熱を注ぎ続けることができるか。情熱を注ぎ続けることができるのが才能だと。
昨日よりも今日、今日よりも明日。という答えが返ってきて、チャレンジしていくことの大切さを教えて頂きました。
逆境を乗り超えるためのヒント
逆境や嫌なことは自分が成長している証拠なので、ストレスをパワーに変える。
楽しい時は、あまり成長していないので、苦しいとか逃げ出したいと思っている時こそ成長するチャンスということで、全ては考え方次第というお話しも聞くことができました。
言葉ひとつひとつに重みがあり、美味しい料理を提供している裏側には、このような考え方や哲学がベースにあるからだと感じました。
また、素晴らしい人柄や仕事に対する情熱が見事に料理に表現されているなと感銘を受けました。
終始、ニコニコと笑顔でユーモアを交えながら色々なお話しや料理について聞けたことで、充実した時間を過ごすことができました。
ビストロカラトの概要とアクセス
店舗名:ビストロカラト
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目8-3 心斎橋パルコ13階
Tel:06-6484-8286
営業時間:11:00~
定休日:不定休(施設定休日に準じる)
ホームページ:https://bistrot-karato.com/
まとめ
ビストロカラトを一言で表現するなら、(ビストロ+洋食)×野菜の美食です。
ミシュラン星付きのリュミエールのエッセンスが盛り込まれた料理からフレンチレストランのまかない料理まで幅広く用意されています。
ビストロカラトのアラカルトフルポーションは、1皿、2皿くらいで満足してしまうくらいのボリュームなので、ハーフポーション(普通の一人前)で色々な種類の料理を頼むのもおすすめです。
またクローズタイムはなく終日営業しています。
デザートやドリンクのみでもOKなので、様々なシーンで利用できるのがいいですね。
料理だけではなく、この素晴らしいスタイリッシュな空間やアートを見るのも楽しいです。
12年連続でミシュランガイドの星を獲得しているリュミエールの新業態のビストロカラトで美味しい料理を五感をフル活用して味わってみてください。
健康管理士とNLPプラクティショナーの資格を活かし、セミナー講師、カウンセリング、ライターなどの活動をしています。
「食と身体を考える」というブログを運営しています。
食という字は『人』を『良く』すると書きます。医食同源の大切さを伝えています。
今まで行った飲食店は4,000件以上、神社仏閣は3,000か所、読んできた本は数千冊になります。フットサルもやります。
食、健康、神社仏閣、観光、本のことならお任せください。
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