洗練された空間にふさわしい、THE THOUSAND KYOTOのSpring Afternoon Tea~京茶のHibiki~に行ってきました
みなさんこんにちは、アフタヌーンティー大好きなライターのゆきです。
今回はTHE THOUSAND KYOTOの【Spring Afternoon Tea~京茶のHibiki~】を取材してきました。
名前から、京都のお茶をイメージするアフタヌーンティーですね。
どんなメニューがご用意されているのでしょうか。わくわくします!
目次
THE THOUSAND KYOTOとは
JR京都駅を降りてから東へ徒歩2分、見えてきたのはスタイリッシュな外観のホテルです。
エントランスを抜けるとそこはまた外とは違う雰囲気。素敵なオブジェや木で作られた長いトンネルのような小路。抜けるとどこに繋がっているのでしょうか。
トンネルの先には落ち着いたロビー。フロントの方が丁寧に声を掛けてくださいました。
目の前にはとても大きな階段も。格子越しの日差しが暖かさを伝えてくれます。
この後広報スタッフの方とお話しさせていただく機会があったのですが、このホテルの雰囲気やデザインは「引き算を大切にしている」とのこと。足していくのではなく、余分と感じることを引いていくことによって生まれる「わびさび」を感じてもらえるようにとのこと。それによってこの洗練されたホテルの雰囲気が生まれているのですね。
TEA & BAR へ
こちらが本日お世話になるTEA & BAR。木のぬくもりと黒い壁でシックな雰囲気です。
内装や雰囲気
コロナ対策もしっかりと。検温は額を近付けると自動で測れるタイプでした。
テーブルの中央はアクリル板で区切られています。コロナ対策もしつつ、それでいてホテルの雰囲気を壊すことのないデザインになっています。
照明はすべて間接照明になっており、柔らかな印象。木との相性も良く落ち着くことができます。
ドリンクをいただきましょう
ウェルカムドリンク
アフタヌーンティーのスタートはウェルカムドリンクから。なんと抹茶を出していただけます。少し大ぶりの椀に入った抹茶は薄めの緑色。ほんのりクリーミーですが後味はしっかりと苦め。
これから始まるアフタヌーンティーへの期待を高めてくれます。
フリーフローのメニューは?
飲み物はTEA & BARのオリジナル和紅茶や日本伝統茶など20種類以上が飲み放題となっています。
なんとドリンクのメニューは紙面ではなく、QRコードを携帯で読み込むことで見ることができます!こんなメニューは初めてです。自身の携帯で見ることができるのは便利でした。
メニューでドリンクを決めた後はスタッフに注文します。
1杯目は「香りほうじ茶(京都府産)」をいただきました。本当に名前の通り香りが豊かで、ポットから注がれた瞬間に香りが立ち上ります。ほっとするお味です。
その後にいただいたのは「”SAKURA”金萱烏龍茶」(キンセンウーロンチャ)。春限定のアイスティーです。口に含むと桜の香りと風味が広がって、しみじみと春らしさを味わうことができました。
他にも「燻製紅茶 洋酒樽」や「5種のりんごとスパイスハニーティー」など、珍しい紅茶もたくさん。ぜひ色々な種類を飲み比べてみてください!
ティースタンドがやってきました
お待ちかねのティースタンドです。何やら初めて見る形…お皿というよりガラスの板に乗るような形状でスイーツたちが並んでいます。
上段
・ほうじ茶と栗のケーク
・抹茶とバラのフィナンシェ
・煎茶とオレンジのオ”茶”ペラ
・パブロヴァ~いちごとヨモギのクランブル
中段
・竹のボンボンショコラ(玄米茶のガナッシュ)
・抹茶のパンナコッタ~ほうじ茶のキャラメルソース~
下段 セイボリー
・唐辛子とひき肉の出汁餡かけ焼きそばキッシュ
・田舎風パテバーガー
・京水菜とスモークサーモンとオリーブのカナッペ
・筍と九条ネギのジェノベーゼサンドウィッチ
スコーン
スコーンはプレーンといちごの2種類があります。
フレッシュないちごを潰して作られた自家製いちごジャムは、果肉がしっかりと残っているのでスコーンに付けるというより乗せて食べる感じでした。
マスカルポーネクリームは適度にさっぱりとしていてしつこくなく、スコーンそのものの味を引き立てるよう。
添えられたいちごの色はその日によって違います。白色のいちごが見られたあなたはラッキーかもしれません!
アシェットデセール
その名も「いちごの粧(よそおい)」。アシェットデセールとはフランス語で、皿盛りデザート、という意味だそうです。
お皿に散らされているのはピスタチオの糖衣がけ。味はアーモンドに似ていると感じました。デザートの周りは和紅茶のシガレットで覆われており、中にはバニラ風味のスポンジにバタークリームが入っていました。上にはフレッシュないちごにベルガモット風味のソルベが乗っており、春を思わせる一皿になっています。
煎茶とオレンジのオ”茶”ペラ
こちらのオ”茶”ペラには京都に本店を構えるお店の茶葉を使用。上には黒豆と金粉が乗っています。
ナイフとフォークでゆっくりと切っていきます。するとお茶とバタークリームとチョコレートの綺麗な層が出てきました。
味は抹茶が強く感じました。チョコレートとの相性も良く、口の中で喧嘩しないように作られています。上に乗せられた黒豆も甘すぎず、良いアクセントになっています。
竹のボンボンショコラ(玄米茶のガナッシュ)
緑色のこちらは…竹?
そう感じてしまいますよね。実はホワイトチョコレートでコーティングされたガナッシュなんです。
パキッと小気味良い音を立てて真っ二つに割れたこちらのチョコレートは、まさに竹を割ったように断面もまっすぐ綺麗に。
断面をよく見ると二層になっているのが分かります。口に入れるとさくさくと楽しい触感。その正体は「ぶぶあられ」でした。ぶぶって知っていますか?京都ではお茶漬けのことをぶぶというんです。チョコレートのとろみの中に優しいあられの風味が隠れているので探してみてくださいね。
京水菜とスモークサーモンとオリーブのカナッペ
セイボリーの一品をご紹介します。こちらは京都の野菜を取り入れたカナッペです。
スモークサーモンは控えめに主張し、京水菜のシャキシャキ感と優しい味にマッチしています。そこにオリーブの塩味が加わります。
今回のテーマにかけたシェフの思い
Spring Afternoon Tea~京茶のHibiki~…そのテーマをどんな思いで作り上げたのでしょうか。ペストリーシェフの渡邊様にお話を伺いました。
他のホテルではアフタヌーンティーというと可愛いイメージが付いているものが多いように感じる方も多いと思います。シェフはそれを汲み取った上で、このホテル自体のコンセプトに合わせて「シャープ・スマートさ」を大切にし、ティースタンドの形やメニューも組み立てていっていると話されました。
またメニューは渡邊様ひとりで考えたのではなく、新入社員も含め何人ものアイディアをもとに作ったとのこと。「自分の考えて作ったものをお客様に食べていただける。その喜びを作り手として知っていってもらいたい」と教育者としての面も覗かせました。
京野菜などの現地の素材を使用しつつも、それに囚われすぎることなく万人に受け入れられるものをとシェフの思いも。組み合わせを大切にしていると話される渡邊様からは職人としての強い意志を感じることができました。
THE THOUSAND KYOTOについて
アクセス
住所:〒600-8216 京都府京都市下京区東塩小路町 570番
JR京都駅中央口(烏丸口:京都タワー側)から、東へ徒歩約2分。
Spring Afternoon Tea~京茶のHibiki~概要
実施期間:2021年3月15日~5月31日まで
店舗:THE THOUSAND KYOTO 2F カフェ&バー「TEA & BAR」
時間:1部 11:30~14:30(14:30までの利用) / 2部 15:30~(16:00 最終入店)
料金:4,724円(税サ込)
お問い合せ:TEL 075-351-0700(レストラン総合受付 10:00~19:00)
北摂で看護師をする傍ら、関西を中心に活動するポートレートモデル。可愛らしいものや美味しいものが大好き。プライベートではカフェ巡りやぬいぐるみ集めが趣味。
Instagram:https://www.instagram.com/yukicho_i/
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