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ぼちぼち

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MACHICOCO「東大阪町工場体験」で憧れのアレをしてきた!町工場体験宿泊プラン(後編)

更新:2020年09月28日 カテゴリー:お出かけスポット, イベント, インタビュー, 社会見学 タグ:, , , , , , , , ,

こんにちは、ライターのコータローです。

前回「SEKAI HOTEL×東大阪町工場のコラボ企画」のSEKAI HOTELでの宿泊体験の記事を書きました。
本記事はその続きになります。

1日目のSEKAI HOTELでの滞在の様子はこちらをどうぞ。
SEKAI HOTEL布施「まちごとホテル」でマイクロツーリズム!町工場体験宿泊プラン(前編)

2日目はMACHICOCOさんに東大阪の町工場を案内してもらい、溶接や塗装などの作業を実際に体験させてもらいました!
この日はぼちぼちメンバーのきょうこさんにも合流してもらい、デスクのちょっとした収納やキッチンの調味料置きなどに「ちょいと」使える「ちょい棚」を作りました。

果たして無事完成するのでしょうか!?
2人の人生初の溶接・金属塗装の様子をご覧ください!

MACHICOCO(マチココ)について

今回の町工場体験を提供しているのが、町工場の技術や面白さを発信している「MACHICOCO」さんです。

概要


東大阪市の町工場の魅力を発信し、社会つくりに貢献。
町工場と一緒に町工場の技術や面白さを伝え、日本のモノづくり産業の活性を推進する事業を開発運営している。

町工場と一緒に未来を創る
難しい話は無し!町工場の存在を知っていただき、好感・共感・ワクワクそして驚きを与える機会を提供することがMACHICOCOのコンセプト。

MACHICOCO オフィシャルHP
https://www.machicoco.co.jp/

アクセス

・株式会社 MACHICOCO

住所:〒577-0032 大阪府東大阪市御厨2丁目5番4号
電話:06-6720-8735

地下鉄中央線・近鉄けいはんな線 『長田』駅より徒歩15分(約1キロ)

オーダーメイドの金物制作工場「(株)松下工作所」で溶接体験


いよいよ楽しみにしていた「東大阪町工場体験」スタートです!

まず初めにお伺いしたのは、オーダーメイドの金物製作工場「株式会社 松下工作所」さん。
ここでは溶接の体験をさせてもらいます。


まず、松下工作所さんの会社概要や、業界の話などを丁寧に説明していただきました。


なんと代表取締役の松下寛史社長からもご挨拶していただきました!
ただ作業をするだけではなく、工場の話やモノづくりに対する思いなど、普段聞けないお話を色々と説明して頂けるので凄く勉強になります。

続いて、工場の案内をしてもらいます。

僕の勝手なイメージですが、下町の工場って、もっと賑やかでごちゃごちゃしてるのかなと思ってました。
しかし、イメージしていた下町の工場とは違い、凄くきれいで明るい空間でした。

この階段は「KEAGE FREE(ケアゲフリー)」と言って、松下工作所さんの自社製品で特許も取得されているとのこと。
なんと階段を設置した後からでも段差が自由に変更できるんだそうです。

・松下工作所 自社製品(KEAGE FREE)
https://m-kousaku.co.jp/service/products/

いよいよ溶接体験開始。
器具の説明を受けて、先ずは練習。
まだ金属同士はくっつけずに、一枚のプレートに溶接機をあてて〇や△を書きます。


これ、一回かぶってみたかったんですよね。感動~!!

どうでしょうか、2人ともなかなか様になってますよね。


プレートはこんな感じに。
思ったより簡単かな、この時はそう思いました。


「ちょい棚」の足の部分を作ります。
丸い棒と直角のプレートをくっつけていきます。


むむぅ、先ほどの練習の〇△とは違い、簡単にはいきません。
出来た!と思いきや、チェックしてもらうとちゃんとくっついてないとのこと。
溶接機をあてる位置や角度が少しズレてしまっている模様。
ここは経験がないと、溶接したいところをピンポイントであてるのはなかなか難しい。

しかし、ちゃんとサポートしてくれるので、大丈夫です。
教えてもらいながら、無事全員出来ました。


お手本として、工場の方に溶接してもらったものとの比較。
当然ですが、右側のお手本の方が綺麗ですね。

歪んでガタガタしているのを押さえて、丸棒を平行にならします。
溶接作業はこれで終了です。

・株式会社 松下工作所
住所:〒577-0836 大阪府東大阪市渋川町1丁目10−27
電話:06-6727-8280
公式HP:https://m-kousaku.co.jp/

素材をベッピンさんに!「双葉塗装(株)」で金属塗装体験


「松下工作所」さんでの溶接が終わり、金属・機械・樹脂などなど様々なものに塗装を行っている「双葉塗装」さんに来ました。
ここでは先ほど溶接した「ちょい棚」の足の塗装作業を行います。


「双葉塗装」さんでも作業に入る前に塗装の種類や役割などについて、代表の深江裕宗社長が熱く、そして丁寧に説明していただきました。
塗装ってただ色を塗るだけじゃなく、錆や腐食、キズなどから保護する役割もあるんですね。
勉強になります。

出雲大社の柱や、京都御所の飾り金具の塗装もされたそうです。
どんな質問でも親切に答えていただけます。遠慮せずに気になることはガンガン質問しましょう。
逆に何も質問しないと「もっと質問してや~」と社長にツッコまれます(笑)


興味をひかれたのが、塗装職人によるブランド「PA」と「POINT」
またまた勝手なイメージで申し訳ないですが、「町工場」と「オシャレ」というキーワードが僕の中ではあまりつながりがありませんでした。
アクセサリーや、写真に映えそうなオシャレなボトル、これは面白くて凄く良いなと思いました。

・PA (http://pa-painter.com/)

・POINT (http://point-painter.net/)


では作業開始!作業用のマスクをもらえるので、着用します。

まず塗装する前の下準備としてシンナーに沈めて脱脂。シンナーを素早く拭き取ります。
シンナーが乾いてしまう前に、サッと拭き取るところがポイント。


スプレーガンの使い方を教えてもらいます。
「パターン調節つまみ」「塗料噴射量調節つまみ」「空気量調節つまみ」の3つを調節して使い分けます。
つまみの微調整は経験がないと難しいので、工場の方に調節してもらいます。

スプレーガンも人生初体験、ワクワクドキドキ。

本番の前に、一斗缶で練習します。
シュッ!とひと吹きすれば黒に変わっていきます。これは楽しい!

いよいよ本番です。「ちょい棚」に黒い塗料をスプレーします。


乾燥炉へ入れて乾燥させます。

塗装したものを全員分、中に吊り下げて乾燥炉のスイッチON。
温度はなんと170℃!


乾燥が終わりました。マットなブラックで良い感じ。
塗装前のステンレスのままの状態とガラっと雰囲気が変わってカッコよくなりました!

双葉塗装さんでの、塗装作業はこれで終了です。

・双葉塗装株式会社
住所:〒577-0065 大阪府東大阪市高井田中3丁目1 – 21
電話:06-6788-4511
公式HP:http://www.futaba-toso.co.jp/

町工場の技術や面白さを伝える「MACHICOCO」で仕上げ作業


溶接、塗装が終わり「MACHICOCO」さんの事務所へ移動。
最後の仕上げ作業を行います。

事務所内には町工場生まれの雑貨や、前述した「PA」「POINT」が並んでいます。
どれも素敵で作業しに来たのを忘れて、しばらく商品を眺めていました。

これらの魅力的な商品はオンラインでも購入が可能です。
・MACHICOCO STORE (https://machicoco.jp/)

では最後の作業開始!「ちょい棚」の幅のサイズを決めます。
大は小を兼ねる、で長めにしようと思いましたが、長すぎても木がしなってしまうので注意が必要とのこと。
30cmか40cmか悩んだ末、40cmにしました。
決めた長さのところにしるしをつけます。

しるしをつけたところを、怪我しないように注意しながらカットします。


カットした切り口をやすりで綺麗にゴシゴシ。

溶接、塗装した金属の足と、カットした木をねじでとめていきます。

ジャン!!ねじを全てとめたら完成です!!
(パチパチパチパチ~よく出来ました!)


モノを置いてみると、こんな感じ。良い感じですね!
自宅に持ち帰って、台所で調味料置き場として使用しています。

東大阪町工場でのモノづくりを体験してみて

溶接、金属塗装と普段できない貴重な体験が出来て、凄く楽しかったです。
社長はじめ、工場の職人の方々と実際に会って話を聞き、「情熱をもってモノづくりをされている」ということが凄く伝わりました。

今回体験した「溶接」「塗装」だけじゃなく、「石材加工」「板金加工」の町工場体験もMACHICOCOから申し込めます。
少しでも興味がある方は、是非体験してみて下さい。
親子で参加するのも楽しいと思います。

・MACHICOCO 町工場体験会 (https://www.machicoco.co.jp/machikoubatour/)

僕も今回体験してみて「もっと色々モノづくりを体験したい」という意欲が沸きました。
今回は作るものが決まっていましたが、自分で好きなモノが作れるようになれば、尚更楽しいでしょうね。
僕はよくキャンプに行くのですが、オリジナルの焚き火台とか作れたら最高ですね。
夢が広がります。

それでは、2日間にわたっての「町工場体験宿泊プラン」のレポートはこれでおしまいです。
SEKAI HOTELさん、MACHICOCOさん、布施の商店街・町工場の方々、記事を読んでくださった皆さん

ありがとうございました!

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