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ぼちぼち

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ぼちぼちアドベントカレンダー2018 #9

更新:2018年12月24日 カテゴリー:その他 タグ:

はじめまして。Rikaです。
故郷は高野山のふもと和歌山県橋本市。今は大阪で暮らしはじめて8年目に突入しています。
ローカルメディア「ぼちぼち」のみなさんの多くが利用されている大阪京橋のOBPアカデミアのスタッフをしつつ、本業はインテリアデザインをしています。

みなさんに続き、私もこの1年を振り返ってみます。
今年のキーワードのダントツは「自転車デビュー」

きっかけは不純な動機から

「このユニフォームを着てしまなみ海道を走りたいから。」
こんな不純な動機が私の人生においてこんなに楽しい事になるなんて想像もしていなかった。
はじまりはそんな感じ。
だってかっこいいし。それにみんなで着て走るって超クールやん!そう思って。

このユニフォームはYukariSweeney CyclingClubのユニフォーム。
YukariSweeneyDesignさんのデザインパターンSAFETY IN NUMBERSをサイクリングユニフォームにしたもの。

ロンドン在住のYukariさんとは数年前に大阪で出会ってから仲良くしてもらっている。
Yukariさんは毎年秋に帰国して日本中のすてきな仲間の皆さんの元へ飛び回る。
その1つが尾道の仲間の皆さんと共にしまなみ海道サイクリング。
去年のその時に作ったのが、初代のユニフォームでSNSでそれを見た私はヒトメボレをした。

ただ願望だけでは、しまなみ海道サイクリングが叶うはずもなく。その前に「私、そんな体力あるんかいな」状態。
でもこの夢が叶うまで私はホントに恵まれていた。

しまなみ海道走破までの道のり

①2017年10月/スタッフとして働いているOBPアカデミアの会員さんであり、ぼちぼちメンバーのなにわMC安田ゆきさんに「しまなみ海道を自転車で走りたい」とボソっと話し、同じくOBPアカデミアの会員さんであり、ぼちぼちリーダーのゴウさんに話したら「天満にレンタルのロードバイクをしてるお店があるよ。乗ってみたら」と教えてもらう。(結局行けず)【しまなみ実現リアル度 0%】

②2018年3月/ゴウさん+いっちーさんがサイクリングイベントの予行イベントをするということで大阪市内と周遊するコースに参加させてもらう。前に紹介してもらったレンタルロードバイク屋さんのGlobalwheelsさんで借りて初めてのライド。

「(心の声)た・・・楽しい・・・」

ママチャリとはくらべものにならないロードバイクの走行感にテンション上がる。でも後半に背中崩壊(痛すぎてつらい状態)の洗礼を浴びる。
そしてサイクリングが終わり、レンタルバイクを返却するときの悲しい感じ・・・
「(心の声)え・・・行っちゃうの・・・」【しまなみ実現リアル度 30%】

③2018年4月/自転車に乗りたい・・・とウズウズする。でも当時持っていたママチャリに乗りたいわけでは無い。(ママチャリ、ごめんね)【しまなみ実現リアル度 願望強めの40%】

④2018年5月/家の近所の雑貨屋さんのユウコさんのピカイチネットワークでサイクリスト歴ウン十年?の素敵で自転車愛に満ち溢れたおじさまを紹介してもらい、相談。右も左も分からない私の願いを快く引き受けてくださり、ネットオークションでTREKのクロスバイクを落札してもらう【しまなみ実現リアル度 テンション上がり60%】

⑤2018年6月/引き続きおじさまにフルメンテナンスしてもらい、念願の愛車を手に入れ、ますますトリコになる。【しまなみ実現リアル度50% でもすぐ梅雨いり(泣)】

⑥2018年7月・8月/猛暑でも朝ヨガ→OBPアカデミア昼出勤の時は着替え持参で自転車に乗る。だって楽しいし、練習しなきゃだから。でも30分くらいで目的地に着いちゃうけど。【しまなみ実現リアル度 あんまり練習できず40%】

⑦2018年8月/私の目標は、あのユニフォームを着てYukariSweeney CyclingClubでしまなみ海道を走ること。その予定の前の9月にゴウさんから「しまなみ海道にサイクリング行くけど行く?」とのお誘いが!その話を聞いた時はモジモジ・・・(いくじなし)【しまなみ実現リアル度 一気に現実味の80%】

⑧2018年9月(初旬)/Yukariさんとのしまなみ海道の予行練習だ!!と思って勇気を出してゴウさん達とのしまなみ海道サイクリング参加を決める。(後で分かったことだけど比較にならないくらいこっちの方がはるかにハードだった)
ゴリゴリのサイクリスト3人にピッカピカの1年生が混ざるという申し訳ないようなめちゃめちゃ頼もしいようなメンバー構成に。【しまなみ実現リアル度 緊張の120%】

⑨2018年9月19日(初しまなみ海道直前)/初めてのロングライドにして初めての前後輪外しての輪行。
早朝の地下鉄の駅で絶対分解出来るわけないと思ったので、前々日の夜から自転車の分解に取り掛かってくじけそうになる。
youtubeの輪行分解動画を再生速度0.5にして見まくるが、そもそもパーツの名前を知らないからどうもうまくいかない。(でもめちゃめちゃ感謝!輪行マイスター!)
やばい。このままじゃ出発すら出来ん。イライラ・・・(ゴウさんに泣きのメッセージをして一旦就寝)【しまなみ実現リアル度 だだ下がりの50%】

⑩2018年9月20日(出発前日)/もちろん寝起き悪し。でも出発のためには取り掛からねば。でもあるはずの輪行専用の結束紐がなぜか無く、自宅にあったビニール紐(梱包用)を登場させ、昼すぎにやっと輪行バックに詰め終わる。達成感ったらこの上なし。【しまなみ実現リアル度 安堵に包まれ100%】

⑪2018年9月21日/前日のすったもんだを経て無事新幹線で輪行成功。そして尾道から初しまなみ海道ロングライド出発【しまなみ実現リアル度 フリキレ】

自転車の楽しみを知ってしまった

行くまでにすったもんだした分、尾道から走り始めた瞬間のドキドキ感は最高潮。ただし相手はしまなみ海道サイクリング。
峠の越えの上り坂の洗礼により1日目の夜に右膝崩壊(前述の膝バージョン)。
基本的にどこでも一睡で朝が来る私が深夜に痛みで目が覚めるというちょっと焦る状態。そんなことも経て2日目も何とか走り切る。
こればっかりは、ぜんぜん”ぼちぼち”感は純度0%!

尾道~しまなみ海道~今治~東予港→大阪南港フェリー~自宅までの走行距離計170kmから帰ってきた時は自転車に「ほんまありがとう~(ナデナデ)」の気持ち。(ここで初めて自分でオイルを注すというゲンキンさ)
自転車が「私を遠いところまで連れて行ってくれる」って感覚。
そして一緒に走った(もっとつっぱしりたかったかも知れない)ゴウさん、ぼっちさん、きっしーさんが居てくれたからこそ。
いま振り返っても色褪せない最近の中でも最大級の思い出。
(これでもダイジェストで振り返っているけど、道中色んな事件が。その話はまたぼちぼちサイクリング部の方で。)

そしてデザインのチカラ

もとを辿れば「YukariさんのデザインパターンSAFETY IN NUMBERSの超クールなユニフォームを着たい!」という不純な動機から始まった私の自転車ライフ。
でもこれって実は単純なことのようですごい事なのでは?
ひとつのデザインがヒトを動かす。
それってすごい事なのでは?

Yukariさんのデザインに出会えたおかげで私はクロスバイクの楽しみを知って、自転車仲間の一員に入れた。
さらにぼちぼちサイクリング部の広報部隊にもなれた。
そのおかげでカメラで写真を撮るのが好きになった。
そしてついに11月にはYukariSweeney CyclingClubでしまなみ海道サイクリングと尾道を堪能!

そこまで動かされたきっかけをデザインからもらったのは、やっぱりすごい事だと思う。
いつか私もヒトのココロを動かせるようなインテリアデザインが出来るようになりたい。

最後に、私が感じるぼちぼちとは

今年を振り返ってみると人生で大事な1年になったとホントに思う。
こんな思い出を作れたのもOBPアカデミアという公私ともに自分の居場所が作れたからこそ。
しかもそれは特定のある日が来てぼちぼちメンバーに入れてもらったわけではなく、気が付いたらぼちぼちの輪に入れてもらっていた。

これぞ究極の”ぼちぼち”感。おそるべし”ぼちぼち”感。

でも「ローカルメディアぼちぼち」は、けっしてゆるい集まりではない気がする。
ぼちぼちな雰囲気を失わないように全力でぼちぼち。真剣にぼちぼち。

そんな感じでどうぞ皆さま、来年もぼちぼちとよろしくお願いしまーす!
来年は春からぼちぼちサイクリング部が本格始動するよ!

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