引退した大阪環状線の象徴的存在、103系に会いに行く
大阪環状線で約半世紀近く活躍したオレンジ色の103系電車。大阪環状線といえば「あの、オレンジの電車」というイメージの方も多いでしょう。
103系にちなんで、今年の10/3(火)をもって営業運転を終了・引退しました。最終日には私もその姿をぜひ見たいと思っておりましたが、鉄道ファンによる混雑を避けるためダイヤが非公開。運がなかった私にはその最後の姿を見ることはできませんでした。
年に一度の一大イベント「吹田総合車両所 一般公開 2017」
しかし、JR西日本は「吹田総合車両所 一般公開 2017」(2017/10/28 開催)のイベントで 引退した103系を展示すると発表しました。 ぜひとも103系を見に行きたい私は、10/28(土)の昼過ぎ、台風22号と秋雨前線の影響で冷たい雨が降りしきる中、吹田総合車両所まで行って参りました。
例年は1万人の人で賑わうそうですが、悪天候のこの日は比較的空いておりました。鉄道マニアはもちろんですが、お子さんとご一緒に来られたご家族連れの方も多かったです。
吹田総合車両所は普段、車両工場としての機能を有するJR西日本の施設で一般公開日以外は自由に出入りすることができません。 車両工場では電車の保守点検作業をするために巨大な敷地の中に、車庫設備、工場が設けられている施設です。 普段はお目にかかれない、貴重な工場を見学させて貰いました。
さて、私のお目当の103系ですが、係員の方にお尋ねすると「一番敷地の奥の線路で展示しています」とのこと。大きな敷地内を歩くこと約10分。
良かった、展示されていました!
しかも、関西の主要路線を走っていた3色の103系が勢ぞろいしていました。
オレンジ色(朱色1号):大阪環状線、桜島線
スカイブルー色(青22号):阪和線、阪和線・羽衣支線
ウグイス色(黄緑6号):関西本線、奈良線
なお、阪和線・羽衣支線のスカイブルー、奈良線のウグイス色の103系は現役で走っています。
その他にも貴重な車両を見ることができました。
トワイライトエクスプレス(24系25形客車)
こちらも営業運転を終了し、引退しています。現在は後継となる「トワイライトエクスプレス 瑞風」が運行されています。
大阪環状線の201系との最新車両323系
貨車(ホキ800形 近江今津駅常備車両)
砕石(バラスト)散布用のホッパ車で、路線保守に使われる貨車。
当日は朝から所用があって時間がなく、その上、悪天候の中だったのですが、無理してでも行って良かったです。
もう103系は見ることができないの?
なお、ここからは103系をどうしても一度見ておきたい方向けの情報です。
京都鉄道博物館で、2017/11/3(金・祝日)〜11/6(月)までの期間限定で特別展示が行われます。
大阪環状線で最後まで現役だったオレンジ色の先頭車1両を見ることができます。JR西日本によると、「この編成をご覧いただけるのは最後の機会になるとのこと。」、「懐かしいな、最後に見たいな〜」という方や電車や乗り物に興味津々のお子さんがいらっしゃるお父さん、お母さんもご家族で是非ご覧ください。
詳しくは以下の、JR西日本及び京都鉄道博物館のページでご確認ください。
- JR西日本のページ(外部サイト)
https://www.westjr.co.jp/press/article/2017/10/page_11234.html - 京都鉄道博物館(外部サイト)
http://www.kyotorailwaymuseum.jp/
なお、JR西日本の大阪環状線エリアの鉄道イベント情報については、このメディアでも今後も紹介していきます。
ITエンジニアの仕事をしている30代、大阪府出身。
会社員で業務システムを扱うお仕事を12年ぐらい経験しましたが、数年前、偶然にもWordPressと出会って、Webへ転換を決意。2018年からはフリーランスとして活動しています。私生活は夫婦共働き、「忙しない日常でも心のゆとりを」が目標。「ぼちぼち」ではグルメ記事やロカール線の記事を書くことが多いです。これからWebやブログを始める人を応援したい。WebやWordPressに関することは主に個人のブログで書いています。
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