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仏壇の花を可愛く長持ちさせる方法

更新:2022年06月02日 カテゴリー:ライフハック タグ:,

日頃は自宅やカフェでフラワーアレンジメントのレッスンをやっているちゃっぴぃです。
花のある暮らしって素敵!と言っても、落ち着かない慌ただしい毎日ですよね。
花はすぐ枯れるし、水替えめんどくさいし・・・なくても困らないモノではないでしょうか。
それを百も承知のうえで、「花がある暮らしはけっこういいよ!」ってことをいろんな切り口で紹介していきたいと思います。

我が家のリビングの花といえば、仏壇の花。
仏壇とは「実家にあるもの」と思いがちですが、40歳を過ぎると、核家族であっても仏壇問題が突然ふりかかってくることがあります。
仏壇を守る立場になっても、重く考えずに、気軽にお花が供えられる方法を紹介します。

我が家に仏壇がやってきた

我が家に仏壇がやってきて、数年が過ぎました。
夫の実家にあった仏壇は大きくて立派だったので、コンパクトな仏壇に変えました。

「仏壇は人が集まる明るい場所に置いてあげてほしい」と仏壇屋さん。
法事で親戚が集まることもあるので、リビングのテレビの横に置くことにしました。
そして仏壇の花=仏花が身近な存在になったわけです。

仏花は2つで1セットが常識?

一般的に仏花は、極楽浄土をイメージして、一対(2束)で飾るのが良いとされています。
お世話になっているお寺さんに聞いてみると、法要のないときは1つでも十分とのことで、我が家では基本1つの花瓶に飾っています。

仏花はお花屋さんの超お買い得花

仏花の値段は百貨店の花屋さんは別として、一般的に1つ400円前後で売られています。
仏花と同じだけのボリュームの花を1本ずつ単品で買おうとすると、きっと400円以上になってしまうでしょう。
お花屋さんにとって、仏花は常連さんを増やすための販促商品で、お買い得な花束になっています。何もかも値上がりしているいま、お花屋さんのがんばりは感動ものです。

ちなみにお彼岸やお盆、お正月などには仏花の値段は高くなります。
これは花屋さんがぼったくっているわけではなく、需要が高まるので花の仕入れ値が高くなり、花屋さんは値段を上げざるを得ないのです。ここは理解してあげてほしいところです。

仏花が長持ちしない夏におすすめの花

梅雨の時期から10月くらいまでは、大阪は高温多湿です。
切り花はほんと長持ちしません。
「それでも仏壇にだけは生花を飾ってあげたい!」なら、仏花を買わずに長持ちする花を少し買ってみるのをおすすめします。

おすすめ花(1) オンシジューム
蘭の仲間である、オンシジュームは、1本で超華やかです。
花瓶の長さにあわせて脇枝をカットして入れてみましょう。
ポンポン菊と一緒に花瓶に入っている、我が家のオンシジュームは1週間経過したもの。
水替えのたびに、傷んだ花を取り除いていけば、1週間経っても超華やかさは健在です。

おすすめ花(2) アジサイ

庭に咲いているアジサイを飾ってあげるのも素敵です。
花屋さんで買うにしても、梅雨のこの時期ならそれほど高くありません。
アジサイは小さな花の集合体です。たくさん水を吸いたいので、切り口はしっかりななめにカットしてあげて、吸水面積を広くしてあげると長持ちします。

おすすめ花(3) アルストロメリア

アルストロメリアは白い花のほか、黄色にピンクに黄緑にいろんな色がある花で、とっても丈夫。おまけに1本で4~5輪花がついているので、小さな仏壇の花瓶になら1本で十分華やかです。
脇役のグリーン役には、ナズナを合わせました。こちらも長持ちする名脇役です。

おすすめ花(4) スターチス

スターチスは、一時期「スターチス=古くっさい花」だったのですが(個人の意見です)、ドライフラワーなどを束ねてぶらさげて飾るドアスワッグ人気が高まるにつれ、再びスポットライトがあたっている花です。
この花も1本で脇枝がたくさんあるので、花瓶のサイズにあわせてカットして生けてみましょう。

スターチスはドライフラワーにしても、ほとんど花の色は変わりません。
「強い花だし、水替えもせんでえぇわ♪」
と、放置プレイしてしまうと、茎が腐って変色します。
水は少な目で、他の花と同じようにちょこちょこ水替えをしてあげましょう。

そして買った仏花にしても、自分で選んだ切り花にしても、束ねた状態のまま花瓶に入れず、手入れしやすいように紐はほどいてあげましょう。
茎についた雑菌も洗い流しやすくなるし、蒸れて茎が腐るのも防げます。

仏花を長持ちさせるには

束ねられている仏花は、いくら毎日水を替えていても、傷みが早い気がします。
仏花は仏壇用の小さな口の花瓶に入れるので、花瓶の中の掃除もしにくい。そして、束ねられたままの仏花は、茎を清潔に保ちにくくい。
この状態はとても雑菌が繁殖しやすい状態です。

◇仏花を長持ちさせるお手入れスケジュール◇
①仏花お買い上げ日
茎の切り口を5ミリほどカットしてから花瓶へ。
花瓶のお水は満水ではなく、半分から1/3程度でじゅうぶん。
(雑菌で茎を傷めないため)

②購入後2日目
2、3日は束ねられた状態のままで水替えを。
水替えは毎日行うことが理想。茎の切り口をカットしてあげると、新鮮な切り口から水を吸いやすくなります。

「こまめにちょっとだけ茎もカットしてるから、花は長持ちするわ」
と、油断してはいけません!

上の写真のように、茎を少しだけ切っても、切り口が茶色かったらNG!茎が腐りはじめている証拠なので、きれいな緑色の切り口になるまで、切り落とさないといけません。
茎の側面を見てみても、茎が腐りはじめていると、きれいな緑色ではありません。切ったときも「グニャ」っとやわらかくなっているはずです。

なんとなくルーティンで花の手入れをするのではなく、「茎の切り口の色はきれいな緑か」「茎がぬめってないか」よくよく見てあげてください。

③購入後3日目
束ねられたままにしておくと、傷んだ茎から発生するバクテリアが他の茎、花瓶の中の水をどんどん雑菌まみれにしてしまいます。
そこで束ねている紐をほどき、茎を1本ずつ流水で洗います。
花瓶も古くなった歯ブラシなどでできる限りキレイに掃除します。
脇役の葉っぱ(下草)も枯れた葉っぱを取り除き、茎がヨレヨレになった花は処分します。
めんどうな気もしますが、この作業で気分もスッキリできます!

④自分で花瓶に生けなおす
手入れが済んだところで、気分あらたに花瓶に生けます。
花瓶の水の量は①と同様。
それぞれの茎は花瓶に入れるとき、腐ってない(ぐにゃっとしてない、変色してない)部分までカットしてから生けてみましょう。

⑤できれば毎日水替え、生け直す
④の作業を以降毎日繰り返します。手入れしてカットするので茎がどんどん短くなりますが、こじんまり生けてあげましょう。

「私、センスないけど、花瓶に上手に生けれる?!」と思うかもしれませんが心配ご無用!
脇役の下草は後ろのほう、主役っぽい花は隠れないように、小花は散らして・・・で十分サマになります。

自分で選んだ花を仏壇に供えてみる

私も当初は定期的に仏花を買っていました。しかし、可愛くないというか・・・・テンションがあがらないので、仏花を買うのをやめました。
そして、予算400円前後で買える花を自分で選び、束ねもせず、仏壇の花瓶サイズにあわせて茎の長さをカットして供えています。

◇自分で仏花を生けるポイント
①花の茎の長さは思い切って短めに
レッスンに来られる生徒さんを見ていると、茎を切るというのは、思いのほか勇気のいる作業のようです。しかし、小さな花瓶に生けるなら、花も短めのほうが倒れにくくバランスも良く、全体に水分が行き渡りやすいので長持ちします。

②主役と脇役にグリーンをプラス
小さな仏壇の花瓶なら、一輪でもじゅうぶんですが、グリーンもあるとなお鮮やかでイキイキみえます。

「小さな花瓶に生けるからちょっとでいいんですけど、小ヒバとかちょっとでいいんですけど・・・・」

などと「ちょっと」アピールすれば、花屋さんもちょっとだけグリーンを売ってくれるかもしれません。
今回使用した葉ものは、「小ヒバ」と呼ばれるヒノキ科の常緑樹と、観葉植物でも見かける「ドラセナ」の一種「フロリダビューティー」です。どちらも困るくらい長持ちします。

③グリーンだけでもステキ
今週の我が家の仏花は、脇役のようなグリーン(ミリオンアスパラ1本100円くらい)と、ドライフラワーにもなるコットンブッシュといった組み合わせです。
初夏のリビングにとてもさわやかです。

まとめ

いかがでしたか?仏花を自分で飾ってみたくなっていただけたでしょうか?
我が家の場合、リビングにある仏壇の花は、つねに目に入ってくるので、リビングの花という位置づけでもあります。
可愛い花がちょこんと咲いているのを見ると、なかなかいい感じ。
(ご先祖様はびっくりしているかもしれません)
仏花も一輪挿しも、気楽にお気に入りの花を少し飾ってみてはいかがでしょうか。

コメント

  1. ちゃっぴぃ より:

    暑い季節に仏花におすすめの花を、我が家での実体験をふまえ追記紹介しました。#仏花を長持ちさせる方法 #仏花

  2. きょうこ より:

    束になったのを解いて生け直すときは、束にしない方がいいのかな

    • ちゃっぴい より:

      束にしなくて良い!紐でしばるときに、きつく縛りすぎれば、茎を折ってしまうし、なにより花同士がきゅうくつ。
      次に仏花を飾ったとき、チャレンジしてみて!

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