ダム巡りと神様に呼ばれないとたどり着けない玉置神社へツーリング
目次
のんびりとソロツーリングに出発
梅雨に入る間際、今のうちにと予定のない日曜日に家の用事をすませて遅めの出発になりつつもソロツーリングへ。
今回は奈良県 玉置神社へ向かいます。
玉置神社はパワースポットとしても有名で、全国から訪れる人が多いそう。
また、境内には3000年を超える杉があったり、古くからの霊場となっています。
この神社は神様に呼ばれないとたどり着けない神社と言われているそうで、予定をたてていても呼ばれていないと道を迷ったり、トラブルがあったりで到着できないそうなんです。
山道に入る前に五條でちょっと準備を
大阪からは水越峠のトンネルを抜けて奈良へ。
奈良まで来るとあまり渋滞もないので、気持ちよく走れます。
奈良の五條まで来て、それ以上行くとお店も少なくなるので早めにコンビニで休憩がてら飲み物とパンを購入。
ツーリングに最適!国道168号で十津川方面へ
国道168号は五條から信号がほとんどなく、気持ちのいいアップダウンとワインディングが続く道なので、バイクのツーリングにはもってこいです。
ただし、片側1車線で所により道が狭く追い越し禁止区間もあるので、気をつけて走ります。
この道を走る時、道の駅 大塔の手前に「ほしのくに」と一文字ずつバラバラにひらがなが表記してあるのですが、道の奥から配置されているので「に く の ほ し」と読めてしまい、いつも半笑いしながら走ってます。
豊かな水量の猿谷ダムに寄り道。初のダムカードをゲット!
しばらく走ったころ、トンネルの前に脇道。横には「猿谷ダム」の標識。
ちょっと休憩がてら寄ってみることにしました。
駐車場にバイクを止めて、周辺の景色も美しいので散策。
猿谷ダムという名前のせいか、ベンチにお猿さんの人形がいます。
掲示板にダムカードの案内が出ていたのでもらってみました。
ダムカードとはダムのトレーディングカードのようなもので、ダムの写真とスペックなどが書かれていて、全国にあるダムのうち、414箇所で配布しているそうです。
世の中に「ダムが好き!」という人は結構いるらしく、ダムカードを収集をツーリングの目的の一つにしている人もいるとか。
裏面にはダムのちょっとした情報が書かれているので、集めてみると面白そうです。
土日は配布していないダムも多い中、猿谷ダムでは受け取れるので嬉しいですね。
くわしくはこちら→ダムカード
ダムの上を歩いて下を見下ろすとすごい高低差。
案内図によると堤の高さは74m、ビルだと18階建のホテルニューオータニ大阪くらい。
この高低差を使って発電してるんだなぁと実感しました。
風屋ダムを散策、ダム工事の規模を思う
またしばらく走っていると「谷瀬の吊り橋」の案内標識が出て来たので寄ってみようとしたのですが、ずいぶんと混み合っているようだったので、今回はパス。そのまま南下。
また「ダム」の表示を見かけたので寄り道。
今度は風屋ダム。ダムカードは残念ながら無かったけど、猿谷ダムとは違う形の水力発電で、
管理所のほうまで歩いて行くと花が供えられてあるのが目につきました。
猿谷ダムの案内板にも「慰霊碑」があり、このダムにも立派な慰霊碑。
工事の時に亡くなった方がいるんだろうなと裏へ回ると、50人以上の名前が刻んであり、大変な工事だったんだなと思い、手を合わせてその場を離れました。
wikipedia:風屋ダム
家具のショールームギャラリー カフェ KIRIDAS (キリダス)でゆったりお茶をしながら家具を眺め、十津川の産業について考える
さらに走り出すとトンネルに入る前に木で出来た素敵なロゴの看板が目につきました。
トンネルを抜けたところにも同じものが。
FUNITURE・COFFEEなどとあり、気になったので行ってみることに。
木材の工房の横に窓枠などが古い建物からの再利用したカフェがあり、
ホットサンドとカフェラテをいただいて、のんびり休憩。
天井が高いお店は十津川の名産品が多数展示販売されており、工房で作られた木の家具などがあって落ちつく雰囲気。
並んでる家具は木目が美しい素敵なデザインのものが多く、十津川の木材を使っての家具や遊具などのオーダーも可能。
店内には昔の林業の写真などもあり、とても興味深かったです。
ついでに前から気になってた疑問、
近隣にあまりお店がないけど買い出しはどうするんだろ?をお店の人に聞いてみると、新宮か五條まで出かけて1週間分とかをまとめて買ってくるとのこと。なるほど。
玉置神社への道のりはなかなか険しい
あちこち寄り道して少し時間が遅くなってきたけど、今回の目的地、玉置神社へ向かいます。
今回のツーリングは友人のSNSで霧に包まれた玉置神社の写真を見て行ってみたいな。となんとなく思ったことから。
国道168号からそれて、細い山道をぐねぐねと9kmほど上って行く途中、普通はこの細さの山道はあまり対向車はこないのに結構な頻度ですれ違います。
それだけ参拝する人が多いってことですね。
山深い道をどんどんとすすみ、なんとか普通にたどり着けました。
アクセスが悪い場所なのに、広く整備された駐車場にはたくさんの車。
車はいろんなところからのナンバーが見受けられました
玉置神社のお参りの仕方とは
入り口の鳥居付近の案内図に「お参りの仕方教えます」と書いてあり、教えてもらうと、まずは山道を登って玉置山山頂へ行き、奥から順に参るといいよ。かかる時間はだいたい1時間くらい。とのこと。
ここに来て山登りをするとは思ってなかったんだけど、幸いに今回は登山靴を履いてきててラッキー。
道案内の看板には熊野古道と書いてあり、山頂付近は奥駆道の一部だそうです。
ちょっと時間がなくなってきたので、早足で山頂へ。
山頂では女性が二人、裸足で谷に向かって目をつぶって立っていて、修行かなにかかな?と思いつつ邪魔しないように通り過ぎ、境内をお参り。
役小角由来の石やあちらこちらに祠があるので参りながら本殿へ
樹々に囲まれた本殿は鬱蒼とした感じではなく、空気が澄み渡っています。
本殿裏手に回れば樹齢3000年の巨木の杉などもあり、いい雰囲気。
ひとしきり、散策したあと、子供たちに勾玉の形のお守りを買って帰路へ。
今回はあまり時間がなかったので早足での参拝になったし、帰宅してから夫にあそこはおいしい水があるよ。と言われたので、また次回は時間に余裕をもってゆっくりお参りしようと思います。
ガソリン足りるかな?
玉置神社が思ったよりも遠かったので、帰り道はちょっと急ぎモード。
街から離れるとありがちなんですが、日曜にガソリンスタンドが開いてない事が多く、
今回も国道168号はあまりガソリンスタンドが開いてなくって、一旦新宮まで抜けた方がいいかな?と思いつつも、十津川の上野地石油で給油しました。
ここは簡易なコンビニも併設しているので、ちょっとした買い物もできます。
道の駅 大塔まで戻って小休止のあとは家まで走って今回のツーリングは終了。
大きなダムも落ち着く神社も見れて良い時間でした♪
ツーリングデータ
所要時間:約9時間
距離:250km(大阪市より)
ルートマップ
興味を持ったらいろいろ追いかけます。
セロー225というオフロードバイクとSV650でのツーリングやソロキャンが趣味。
美味しいものとアウトドアとアートが好き。
コメントを残す