丸岡城(福井県坂井市)で歴史と城下町散策をたのしむ!北陸・福井の旅
目次
福井県坂井市ってどんなところ?
坂井市は、「福井県嶺北地方」のひとつで、海も山もあるうえに、平野も広がる地形。単線電車がコトコト進んでいくような、とてものんびりした田舎です。
そんな坂井市に、今回、ぼちぼちメンバーのゴウさん&kyokoさんと、福井の旅を決行!
(※あちらこちらを巡ったので、福井県坂井市のおすすめスポットのまとめ記事もあります。是非参考にしてみてください。)
現存天守閣は最古。歴史が深い場所、坂井市丸岡エリア
丸岡城の城下町でもある坂井市丸岡町。
お城好きならこのお城をご存じの方も多いはず。
建造されたと推定される時代は、安土桃山時代だとか。
本当にそんな時代があったのかなぁ…なんて、実感が持てないながらも、お城を眺めながら当時を想像してみると、不思議な感覚になりますね。
なんせ440年以上前!ひょえー
現存天守(げんそんてんしゅ)とは、日本の城の天守のうち、江戸時代またはそれ以前に建設され、現代まで保存されている天守のことである。これ以外に存在する天守には、復元天守、復興天守、模擬天守がある。
Wikipediaより
昭和23年の福井地震により一度倒壊したものの、昭和30年には、80%は現存の素材を使って再建されたそうです。
石垣に至っては、なんと当時からそのまま残っていた・・・!
いやはや、すごくないですか。よくぞ残ってくれていたなと感動します。
丸岡城城下町を再び賑わす50年計画!
丸岡城の周囲は五角形のお堀があったそうです。それも特徴のひとつ。
天守閣から周辺のまちを見下ろすと、今はなくなっています。
そんなお堀を復活させ、丸岡城周辺のまちを「住んでよし、訪れてよし」な場所にしていこうという動きが進行中だそうです。
(一社)丸岡城天守を国宝にする市民の会のみなさんは、50年後のビジョンを掲げ、少しずつ丸岡城周辺でまちづくり施策を進めています。
お城好き大興奮!「城小屋マルコ」
丸岡城に行くなら絶対押さえておきたいのが「城小屋マルコ」。
「城小屋マルコ」は県と市の補助金によって出来たお城マニア必見の喫茶店です。ここもまた、50年計画のひとつ。
吹抜けの店内は天井が高くてリラックスできます。
香ばしくて美味しい、名物「のろしコーヒー」コーヒーを淹れてくださったのは、マルコのスタッフをされている竹吉さん。元高校の校長先生であり、歴史の先生です。
竹吉さんとお話したら、丸岡城のこと、丸岡城周辺エリアのこと、もっとたくさんの歴史や成り立ちが知れるはず!
丸岡城周辺でランチなら、一筆啓上茶屋で越前手打ち蕎麦
丸岡城天守閣の麓にあるのが「一筆啓上茶屋」。
ここで是非手打ちそばをどうぞ!
実は、丸岡産の玄そばというのは希少だそうです。これは蕎麦好きの私としては押さえておきたいポイント…(超個人的)
福井県人になりきって食べるお蕎麦なら、大根おろしと一緒に食べる「越前おろしそば」がおすすめです。
(私は何を血迷ったか、ざるそばだったんですが、お蕎麦の上品な香りはとても感じられました!…負け惜しみではありませんよ)
その他ソースカツ丼も名物だそうで、お蕎麦とソースカツ丼がセットになった「福井県人セット」も美味しそうでした!
昔も、今も、手紙はあたたかい!「一筆啓上 日本一短い手紙の舘」
丸岡城周辺エリアでもう一つ回っておきたいのは「一筆啓上 日本一短い手紙の舘」という施設。
日本一短い手紙というのは、徳川氏の家臣であった本多重次が、陣中から妻子を気遣って送った手紙が、超・明瞭・簡潔!というところから来ているようです。
その内容は「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」というもの。(※詳しい解説はこちら)
頑固で他人に厳しい人物だったそうですが、この一文にぎゅぎゅーっとやさしさも詰まっている粋な手紙だったんですね〜。
毎年、一筆啓上賞というコンクールが行われ、世界各地から応募がされています!
坂井市丸岡は、手紙文化を世界へ発信している一面もあるのですね。なんて文化的!
坂井市で歴史と文化を感じるなら丸岡エリアに決まり!
いや〜、丸岡城周辺エリア、なんて奥深いのか!
正直「城だけかしら?」となんとも失礼なことを考えて降り立った坂井市ですが、予想に反して色々とネタがある!
お城だけではないというのが、この記事を書いていて改めて感じます。
以上、うっちーの歴史&文化&ちょこっとグルメレポートでした!
▼福井県坂井市の旅はこちらでまとめています。
「書いて、描ける」な、長野県出身のフリーランスデザイナーです。Web・印刷物のデザインと、ライターとして活動中。イラストもゆるゆると描いています。
シュールでポジティブな感じ大好き。故・さくらももこ先生リスペクト。
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