大人の社会見学 ~アサヒビール吹田工場編~
梅雨の合間のお天気のよい日に、いろんなものを経験して見聞を広めようということで、ぼちぼちメンバーでアサヒビール吹田工場へ大人の社会見学に行ってきました。
目次
試飲が楽しみだから今日は電車で出かけます
最寄り駅はJRか阪急電車の吹田駅より歩いて約10分。
車や自転車等でも行けますが工場見学の後のメインイベントであるビールの試飲ができなくなるので(苦笑)、公共交通機関を利用するのがおすすめです。
JR吹田駅ホームからも見える工場には大きな貯蔵熟成タンクがたくさん並んでいます。
工場沿いに歩いていくと(敷地が広いので見えてても結構距離がある)見学ゲスト用の入り口へたどり着きます。
ビール工場の見学者は多国籍
敷地内へすすんで受付後、見学者が集まるシアターへ。 場内には約40名ほど。
平日昼間の客層は子連れのママさんたち数組と外国人の観光客。日本人は少数な編成で、思っていた以上に外国の方が多く驚きました。
もちろん、そういう方用に受付で配布されるパンフレットや見学中のパネル等には4カ国語で解説がついています。
いわゆる観光名所ではなく、こんなちょっと変わった所に訪れる外国からの観光客ってどこから情報を得てるんだろう?
工場見学、はじまりはじまり!
シアターではアサヒビールの製造工程や美味しいビールのための取り組み、歴史や環境への取り組み等の映像が流れてビールについての全体像を把握した後、実際の工場見学へ。
工場見学の建物は1F〜6Fまであるけど、残念ながら1F以外は写真撮影禁止なので、ここからはざっと流れを。
1Fのシアターの後は工場の創立時の写真やジオラマ等を見たあと、2Fへ。
ビールの原料は麦芽とホップと水とビール酵母からできていて、麦芽とホップをさわらせてもらいました。
ホップは手にとって割ると独特の香りがふわっと漂い、麦芽は口に含んで噛むとじんわりと甘かった。
麦芽はローストすると黒ビールに。そのままだと普通の黄金色のビールになるとのこと。
細かい醸造の行程はアサヒビールのサイトに譲るとして、
見学した吹田工場だけで1年間でビールの大瓶7億4千万本分のビールを作っていて、仕込みが終わって熟成させるための高さ23mのタンクが敷地内にたくさん。
目の前にある大きなタンクの中が全てビールと思うとなんだか現実感がなく変な気分です。
1本のタンクには350mlビールに換算して1本のタンクあたり140万本入っているというと途方もない量。
しかもそのタンクが140本以上も敷地内にあるというから驚きです。
これが消費されるってすごいなぁ。
ビールの品質確認は大変なお仕事
出来上がったビールは機械でも品質を確認してるけど、最終的に人の五感で検査をしていて、ワインや日本酒なら味をみて口から出すのだけど、ビールは喉ごしの確認も必要なので、社内で厳しく選抜された人が検査として飲んでいるとのこと。
出来上がったビールだけでなく仕込み水や麦汁なども検査で飲むので1.5リットルから2リットルも検査のために集中して飲むと聞くと大変なお仕事だなぁ。と思わずにはいられませんでした。
ぐるぐるぐるぐる目が回る
工場見学といえば、素早いパッケージングが一番盛り上がるといっても過言ではないでしょう。
見学時は残念ながら瓶詰め工程が予定数が終わって終了していましたが、缶ビールの缶詰ラインは稼働していました!
いつも飲んでいるビールがフタのない状態の缶に満たされ、次の瞬間にはフタがされて24本ごとに組み立てられたパッケージに入って出荷へ。という一連の動作が見て取れますが、あまりにすごいスピードで見てるほうのテンションもあがってきます。
ここですごいスピードで詰められたビールが数日中に店頭へ届くと思うと、次にビールを買うのが楽しみになりました。
ほぼオートメーション化された工場は人の姿をみる事は少なかったのですが、大事なところは人の目でチェックされていました。
世界のビールコレクション
一連の製造工程を見学した後は2Fにある世界中と今までのアサヒビールの3700本の缶と瓶のワールドビアコレクションがあり、これ見た事ある!などと盛り上がりながら、1Fの試飲会場へ。
教訓『エクストラコールドは乾杯を待たずにすぐに飲め!』
見学が終わった後は広い芝生とモニュメントがあるお庭が見える明るい試飲会場でお楽しみの出来立てビールの試飲。
(アルコールがダメな人はソフトドリンクがいただけます)
試飲は20分間で3杯まで飲む事ができます。
今日の試飲は−2℃に冷やされたエクストラコールドと黒ビールのドライブラック、最高級プレミアムビールのドライプレミアム。
1杯目はエクストラコールド。
-2℃に冷やされたビールが胃の腑まで落ちると共にきゅ〜っと体の中に冷たいものが流れこんできます。
夏には最高ですね♪
エクストラコールドは注いでから4分で普通のビールになるそうで、時々お店でも飲むけど、ここまで冷えたものはなかなか飲めないのは注いでから少し時間が経っているのかな。大事な教訓、お忘れなく!
2杯目にはドライブラックを。
これも飲んだ事のあるビールだけど、出来立てを飲むといつもより雑みがなく、香ばしくやわらかな味わいでおいしかったです。
3杯目のドライプレミアムもホップの香りも華やかで味わい深く、これもまたおいしい。
テーブルの上には工場限定のおつまみも用意されていて、20分で3杯という普段ではありえないハイピッチに一同ご機嫌さんで工場を後にしました。
普段見る事のない所の工場見学。
作る人の気持ちや工夫が見えて、興味深かったです。
アサヒビール吹田工場の工場見学の予約の仕方
ホームページに予約フォームがあるので、web予約できますが、以下の人は電話( 06-6388-1943、時間9:00~17:00)での予約になります。
- 旅行代理店の方
- 未成年者の方
- 一人で来場の方
- 外国語案内をご希望の方
- 車イスをご利用の方
- 介助が必要な方
- 車で来場の方は、駐車場に限りあるため電話で予約
- 手話案内をご希望の方はFAXでご連絡ください。(FAX番号 06-6388-1497)
アサヒビール株式会社 吹田工場
http://www.asahibeer.co.jp/brewery/suita/
大阪支社吹田工場 見学案内係 TEL:06-6388-1943
住所:〒564-0071 大阪府吹田市西の庄町1-45
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興味を持ったらいろいろ追いかけます。
セロー225というオフロードバイクとSV650でのツーリングやソロキャンが趣味。
美味しいものとアウトドアとアートが好き。
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