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冒険気分が味わえる福知山線廃線跡ハイキングに行ってきました

更新:2016年11月26日 カテゴリー:お出かけスポット タグ:, , , , , ,

福知山線の廃線跡と紅葉と渓谷美を楽しむハイキング

急に秋も深まり、各地から紅葉の便りが届いていますね。
今回は紅葉と渓谷とトンネルなどを楽しめる、廃線跡のハイキングコースに出かけてきました。

1986年に廃線となった武庫川沿いのJR福知山線生瀬駅から武田尾駅へ続く線路跡は以前は危険な場所もあったため、一般には解放されていなかったのですが、2016年のゴールデンウィークが終わった頃から11月14日まで閉鎖し、トンネル壁を補強する等の整備がされ、ハイキング道として2016年11月15日に一般に解放されました。
この道は武庫川の渓谷美を楽しめ、線路は撤去されているものの、枕木や鉄橋、真っ暗闇になるトンネルを歩くことができるという、ちょっと変わったハイキング道です。

全行程は約7km(そのうち最初と最後の各1kmほどは舗装路を歩きます)。
子供と歩いて途中でお昼を食べてで約2時間半と短めの道なので、ハイキングの初心者さんや小さな子でも楽しめる道です。
また、元線路なだけに、高低差がほぼなく、のんびりお散歩気分で出かけられます。

出発は生瀬駅から

今回は整備されてすぐの休日だったため、いつもは静かな生瀬駅ですが、降りる人がたくさんでしたが、この人混みも、しばらくしたら落ち着くかな。

生瀬駅から出発し、国道176号沿いの人が一人通れるくらいの細い歩行者道を約1kmほど歩くと、中国自動車道の下をくぐりぬけます。
そのあとすぐに176号を横断して川沿いに下りる道へ進みます。

そこにコースに入る前の仮設トイレがあるので、必要な人は立ち寄りましょう。(このあと5kmほどトイレはありません)
川沿いの道を進むと注意事項の看板が立っています。
その横を通ってハイキングコースへ。

ハイキングコースに到着

今回行われた整備はどれ程度されてるのかな?と思いながら歩き出すと、枕木を組み合わせて作ったベンチが所々にあったり、以前は歩きにくい橋だったのが、きれいな橋になっていたりしました。
所々に往時の時速制限の看板や電柱、作業の退避場所など、普通のハイキング道にはないものもあるので、見つけたら、当時はどうだったのかな?などと考えるのもいいですね。

右手にずっと続く所々にとんでもない大きさの巨岩が転がる水量の多い川と、対岸の紅葉が進んだ山は色とりどりに鮮やかで目にも楽しいです。

トンネルは冒険気分で

しばらく歩くとトンネルが目の前に。
最初のトンネルはみんな珍しいからか、立ち止まって記念写真を撮る人がたくさんいました。
私たちも荷物から懐中電灯を取り出して、いざトンネルの中へ。
子供達に眩しくて目が見えなくなるからふざけてライトを人の顔に向けないでね〜と前置き。
子供達は冒険気分で足元を照らして嬉しそうです。
暗い足元には所々に枕木が残り、砕石があるので、若干歩きにくいです。
足元をとられないように気をつけながら進み、ふと天井へライトを向けるとレンガでできたアーチの天井に、汽車が走っていた名残の煤が黒くこびりついています。
今回はトンネルの待避壕に2匹のコウモリを見つけることもできました。

所々壁や天井から水が出ていて、水溜りができているところもあるので、足元に注意しながら進むと、遠くに出口の明かりが見えます。
トンネルは短いものもありますが、長いものや、中でゆるくカーブしているものもあり、懐中電灯がないと本当に真っ暗になるので、ライトは忘れずに持って行きましょう。

そんな感じのトンネルと渓谷を楽しみながら進み、ちょっと広くなったところでお昼ごはん。
ハイキング道にはゴミ箱はないので、ゴミは必ず持ち帰りましょう。

鉄橋がかっこいい!

数個のトンネルを抜けると、トンネルの出口に赤い鉄橋が姿を現します。

以前はこの鉄橋はレールが残り、鉄橋の上は歩けず、横に作られた細い通路を通っていたのですが、今回の整備で鉄橋の上に橋が架けられ、鉄橋の上を歩けるようになっていました。

親水広場はゆったりできます。夏なら軽く水遊びも?

鉄橋を過ぎ、次のトンネルを抜けると川の幅が大きくなり、前半とは少し様子が変わります。
川面に降りれる親水広場や様々な種類の桜が植えてある桜の園など、早めにお昼ごはんにしない場合はこの辺りでちょっとのんびりするのもいいですね。
夏場は軽く水遊びするのもいいかも。

武田尾駅の周辺でのんびり

廃線跡区間が終わったら県道327号を武田尾駅へ。

そのまま帰るのもいいですが、時間に余裕があれば武田尾駅を通り過ぎて450mほど行ったところに足湯があるので、ちょっと疲れをとってから帰るのもいいですよ。

また、武田尾駅付近には古くからの湯治場の武田尾温泉があり、日帰り湯(1,000円〜1,800円)や食事も楽しめます。
予算に余裕がある方はこちらのご利用も良いですね。

数軒旅館がある中で、紅葉舘 別庭 あざれは2008年にできたとても綺麗な旅館です。
日帰り湯は他の温泉よりお高めの1,800円ですが、レストランでは神田川敏郎さん監修の美味しい食事(要予約)も楽しめます。

出発は生瀬駅からがおすすめ

出発はどちらの駅からもでも可能ですが、生瀬側からの出発の方が見どころの鉄橋が後半に来るのでオススメです。
桜や紅葉などの人が多い時期の土日は武田尾側からの出発は常に人の流れに沿わないので、ちょっと疲れるかも。

トイレについて

トイレはコースの途中にはなく、駅か生瀬駅から約1.5kmのハイキング道の入り口付近にある仮設トイレとゴール付近の公衆トイレとなりますので、先に行っておきましょう。(これから武田尾側にはもう1箇所増える計画があるようです)
今回は全体的に混んでいたので、トイレというトイレは全て待ち時間がすごかったです。

武田尾温泉で宿泊や日帰り温泉を楽しむ

武田尾温泉は関西の奥座敷と言われる古くからの温泉です。
お料理のおいしい旅館もあります。
武田尾温泉 元湯旅館 宿泊予約

買いものなどは

生瀬駅の駅前にはcoopがあるので、飲み物や食べ物を買いたい方はここで。
武田尾駅の近辺には売店等はありませんので、武田尾側からハイキング道に入る方は事前に買い出し等は済ませておきましょう。

駐車場はあるの?

武田尾の駅近くには駐車場はありますが、生瀬側にはありません。
バイクや自転車は武田尾駅の駐輪場へ停められます。
車を停めるなら武田尾へ置いて電車で生瀬へ移動、ハイキングをして武田尾から帰宅がよさそうですが、駐車場も台数が限られますので、電車でのアクセスがオススメです。

JR福知山廃線敷 ハイキングコースの注意点

  • 懐中電灯を持っていくこと
  • コース内に売店・自販機はないので飲食物は事前に用意
  • 廃線跡内にトイレはないので、廃線に入る手前にあるトイレを利用のこと
  • ゴミは必ず持ち帰り
  • ペット同伴不可
  • 住宅地は静かに歩きましょう
  • 火器の使用は厳禁です
  • 自転車・ランニングはご遠慮ください

生瀬駅へは大阪駅からJR福知山線の普通列車で約38分と、アクセスがいいので懐中電灯を忘れずにお出かけくださいね!

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