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リーヴズ・アイズ・インタビュー:Metal Female Voices Fest 2019 in 大阪 #1

更新:2019年06月05日 カテゴリー:音楽 タグ:, , ,

イタリアン・メロディック・フェストに続く第二弾の音楽イベント取材は4月に開催されメタル・フィメール・ヴォイシズ・フェスト・ジャパンです。大阪公演では、ドイツ、オランダ、イタリア、ノルウェーなど欧州から4バンド、日本から2バンド、計6バンドが熱いステージを披露してくれました(↓)。

Metal Female Voices Fest Japan 2019 出演バンド&大阪公演日程

メタル・フィメール・ヴォイシズ・フェストとは

2003年よりベルギーで開催されてきた女性ボーカル系ヘヴィメタルバンドのフェスティバル。略してMFVF。規模はかなり大きく、女性ボーカル系メタルとしては世界最大とも。(実は2014年に私も出演したことがあったり……。)しかし、残念なことに2017年に終了してしまい、私を含め、多くのファンがフェスティバルの再開を待ち望んでいました。そして、今年、ついに再開!それも場所を日本に移しての開催です!初のアジア開催ということもあり、本家ベルギーに比べて規模はかなり小さくなりましたが、今回の開催が今後につながることを、そして規模も大きくなっていくことを期待しています。

6バンド全ては紹介できませんが、まずは第一弾。Leaves’ Eyes のライブレポ&インタビュー(動画)をお楽しみください。今回も、ヘヴィメタルをよく知らない読者のために、バンド紹介から始めますね。

リーヴズ・アイズの紹介

2003年に結成、恐らく最もインターナショナルなヘヴィメタル・バンドの一つで、メンバーの出身地はドイツ、ノルウェイ、フィンランド、北米と実に多国籍。メロディアスで美しい女性ボーカルに、時おり激しい男性ボーカルの唸声が絡む……そのコントラストがユニークです。(「ヘヴィメタルのボーカルはいつもシャウトしてるだけだ」と思い込んで敬遠してる方は、一度是非聞いてみてください。)歌詞は、北欧神話や中世ヴァイキング、大自然をテーマにしたものが多く、その世界観を演出すべく、ピアノやオーケストラ、合唱団とも共演し、そのサウンドは重厚で荘厳、曲によっては民俗音楽的な要素も感じられます。紅一点のボーカリスト、リヴ・クリスティンが2016年に脱退し、その後、フィンランド出身のエリナ・シーララが加入。

……とまぁ、ごちゃごちゃ書くより、実際に音を聴いてもらうのが一番だと思うので、今回もオフィシャルPVを。

まずは今回のライブでも演奏された “Across  the Sea” で中世の北欧にタイムスリップして頂きましょう。民俗音楽的要素とメタリックな演奏、しっかりしたクラシック音楽のバックグラウンドを持つエリナ・シーララの歌唱が非常に良いバランスでミックスされています。▼

続いて、こちらも今回のライブで演奏された “Riders on the Wind”▼

最後に前任のリヴ・クリスティンがボーカリストだった時代のPVがこちら▼

リヴ時代とエリナ時代、どちらがも独特の良さがあるので、どちらが好きか、意見が別れると思います。ちなみに、私はエリナ・シーララ派です。

ライブ・レポート

さて、それでは、4月20日、大阪公演のレポートを……。

メンバーがステージに姿を現す前から会場には民族音楽風のイントロが響き、荘厳な雰囲気た漂い始める。やがて、徐々にライトがステージを照らし、ヴァイキング姿のメンバーが1人ずつ現れる。そして、観客の胸の高まりと共に一曲目の “Sign of the Dragonhead” が始まり、その勇壮な世界観に観客は一気に熱気の渦へ巻き込まれる。非常にタイトな演奏はさすが!

“メロディアスで美しい女性ボーカルに、時おり激しい男性ボーカルの唸声が絡むコントラストがユニーク”と紹介しましたが、ステージパフォーマンスでも、そのコントラストが非常に良い独特の味を醸し出す。ステージを左右にエネルギッシュに動き回り、激しく髪の毛を振り乱し、時には剣を振りかざして観客を煽るアレクサンダー・クルルと、落ち着いて優しく安定感ある美声で会場を包み込むエリナ・シーララ。彼女はクラシック音楽のバック・グラウンドを持っているので、ライブでも発声が素晴らしい。女性らしい優しい声ではあるけれど、決して細い声ではなく、ヘヴィメタル・サウンドの音圧に負けない太さ、力強さがある。更にルックスもとても綺麗だからステージ映えするし、本当に良いシンガーだと感じた。(リヴ・クリスティン時代の曲は彼女のキーに合わないのか、時折不安定な部分もあったけれど、彼女が加入して以降に発表された楽曲は安定感が半端じゃなく、本当に素晴らしかった!今後のアルバムのリリース&ライブに更なる期待が湧きました。)

イントロとアンコールも入れると全15曲の見応え十分のライブは、観客と共に合唱し、拳を振り上げ、そして時には会場の全員がジャンプして(特に“Riders on the Wind”は大盛り上がり)……熱い熱気のうちに幕を閉じました。また日本に戻ってきてくれることを楽しみにしています。

セットリスト

  • Intro
  • Sign of the Dragonhead
  • Across the Sea
  • Take the Devil in me
  • My Destiny
  • Swords in Rock
  • Jomsborg
  • Farewell Proud Men
  • Hell to the Heavens
  • Fires In the North
  • Riders on the Wind
  • Edge of Steel
  • Beowulf
  • Blazing Waters
  • Haraldsskvaedi

インタビュー

ライブ前に、エリナ・シーララとアレクサンダー・クルルにお話を伺いました。大阪ローカルメディア“ぼちぼち”読者に向けて、大阪の印象、音楽にはまったきっかけなど、とっても気さくにお話ししてくれました。(画面右下の設定ボタンで、日本語字幕を表示してご覧ください。)

Leaves’ Eyes その他 関連リンク

オフィシャルサイト (英語のみ) / Twitter / Instagram / YouTube チャンネル

アルバム

オフィシャルサイトからの最新ニュース

  • 限定300枚のLPを発売中。購入はこちら(英語)。

リーヴズ・アイズの皆さん、大阪で素晴らしいステージを見せてくれて、本当に有難う!!!

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